TokSik - STARSET
……タイトルからしてかなりキツめの風刺。
同じく皮肉の効いた歌詞に、力強いボーカル、そしてまさかのラップパートに繊細なサウンドが相まって、つい何度も聞いてしまう中毒性のある楽曲。
個人的にはMNQNやDIVISIONSの雰囲気も節々に感じられて非常に好き。
和訳
空で何かが燃えている
水中の何かがかき乱される
唇を噛んで逃げ隠れる時だ
終わりが訪れる
奴らは肉体など欲していない
――奴らは精神を付け狙う
奴らはすべてを奪っていく
――生きたまま食らっている
奴らはゾンビではない
奴らは毒に侵されている
――まるでヒルズ・ハブ・アイズのように
全てが荒廃しつつある
お前の次は俺に向かってくる
全てを覆いつくすまで広がりゆく
全てを覆うまで
まるで放射性で
狂気の世界に蔓延っている
際限なく反応して
見えない疫病のように育っている
来るメルトダウン
万物が変わりゆく
自己愛の塊へと
誰も彼も中毒だ
toksik
奴らは手下やペテン師を連れ
またも愚者をパレードへ駆り出した
ライオンの巣穴へと行進させる
原罪を悔い改めさせるために
26世紀の大地で
キノコ型の有毒な雲
お前たちは爆発の圏内にいるのに
誰ひとり聞いてやしないな?
傀儡は倍々に殖え続け
良い子ぶった大衆にも浸透して
まるで放射性で
狂気の世界に蔓延っている
際限なく反応して
見えない疫病のように育っている
来るメルトダウン
万物が変わりゆく
自己愛の塊へと
誰も彼も中毒だ
toksik
Z世代に団塊世代にファシストにパパに
アカかぶれの消費者に君子に勇士に戦士まで
やれやれ!
ダニングとクルーガーこそ真の黒幕だ
お前は量産品で売り手は責任を負いやしないのだから
両手で目を塞げ!
奴らはお前を怯えさせているのだろう
お前が奴らの考えを言うとき、お前は奴らの言ったことなんて考えちゃいない
奴らを寄せ付けるな!
信仰を殺した更地の上で新たな信仰を築き上げる
誰もお前の間違いに疑問の声も上げない場所だ
そういうの、何て呼ぶんだろうな?
思い出せないな…
ああ、これだ……お前はカルトにいるんだよ!
まるで放射性で
狂気の世界に蔓延っている
際限なく反応して
見えない疫病のように育っている
来るメルトダウン
万物が変わりゆく
自己愛の塊へと
誰も彼も中毒だ
toksik
the hills have eyes ―― 映画のタイトル。
idiocracy ―― これも映画。邦題は『26世紀青年』
mushrooming ―― ”キノコのように繁殖する”の意味だが、ここでは……
zoomers and boomers ―― Z世代と団塊世代。さとりとゆとりにしようと思ったが、意味がズレるので没。
commie consumers ―― 共産主義の消費者?こういう用語にあまり詳しくないため間違っているかも
おおまかな意味を捉えるだけで精一杯。映画の題名や比喩表現も結構見落としていそう。